中古車販売詐欺にあった話を前回、ご紹介しました。
まんまと中古車詐欺被害にあってしまったYですが、車は返品やクーリングオフができません。
騙されて購入した中古車であっても、ローンが終わる4年の間は少なくとも乗り続けなければいけません。
前回の記事「中古車の詐欺販売手口に合ったときの話をしてみる!実名だします!」
目次
車が納車するまでは詐欺とは思っていなかった
前回のお話でも言ったとおり、Y自身が中古車詐欺の被害者だと確信したのは、つい最近、記事を見てからです。
もちろん購入当時の心境としては「騙された!!」「ひどい業者!!」というイメージを持っていました。
ただ、中古車業者って、実際はこんなもんだろうか?
自分が現物を確認しなかったから?という諦めの気持ちもあったのです。
なので、次から中古車は、絶対に現物を見てから購入しよう!!と心に決めたのです。
詐欺の手口で納車された中古車
納車のときはとても心が躍るものです。
このときは、購入した業者を「ちょっと強引な売り方だったな」「見てないから車の状態が心配だな」ぐらいにしか思っていなかったですね。
悪徳業者は納車もまともじゃない
納車の受け渡し日が近づいて、1本の電話がなります。
業者「当日は陸運局での引き渡しになります」
え?陸運局まで行かなきゃいけないの?
そう思ったんですよね。だって陸送費払っているわけだし。
地味に家から遠いし、、今まで、どの業者も家まで持ってきてくれたのに、、
遠方で中古車を購入することが初めてだったので、そうゆうもんなのか?
と思いながら陸運局に向かったのをよく覚えています。
陸運局での適当な引き渡し
納車は時間どおりだったと思います。
自分の購入した車が目の前に止まると、中に乗っていた人から受け取りのサインを要求されました。
そして、今付いているナンバープレートを外しだしました。
業者「それでは、私はこれで。」
ん?ん?
え?これナンバープレートないんですが?w
業者「私は陸送のみの業者なので、詳しくはわかりません」
考えられますか??
ナンバープレートの付いていない車両をそのまま引き渡されたのです。
もちろん自分でナンバープレートを取りに行けということですよね。。
詐欺業者はまったく悪びれることはない
何をどうしたらいいのかわからない状態だったので、もちろん業者に電話です。
すると、業者は、、
「書類一式ありますから、ナンバープレート取ってください。お客様の好きなナンバーを選んでいただけますよ!」
至極、当然のように言われたのを覚えています。
自分でナンバーを付けるのが当然かのごとくです。
今、思えば、陸送代はしっかり取るくせに、陸送代をケチっていた業者だったということですよね。
いろんな車屋さんに聞きましたが、ここまでひどい納車は聞いたことがないそうです。
詐欺被害にあった中古車は大丈夫か?
正直、ここまでの納車のやり取りなんて、優しいものですよ。。
ここからが、本当の中古車詐欺業者との戦いだったのです。
中古車の評価☆5の意味
グーの評価鑑定だと☆5だと業者は言いました。
購入を決めさすためにオークション会場から電話でね、、
まぁ、納車された車両を見渡すとひどいもんです。
これでよく☆5なんて言えたな。
ここで一つアドバイスですが、中古車評価☆5の車両というのは無傷ではありません。
よくピカピカの中古車を想像すると思いますが、無傷の中古車というのは存在しません。
例えば、500円玉程度の傷であれば、評価☆5の対象となります。
そのような傷が複数にわたる場合、目立つ傷が多い場合など、、評価☆4と下がっていく仕組みですね。
なので、傷の程度が☆5といった認識が間違いないかと思います。
納車された車の外装・内装は☆5に遠く及ばず
・500円玉以上の傷は複数
・ホイールに関してはガリ傷だらけ
・内装の天井にはハンカチ程のシミ(その他小シミ多数)
・左ミラーが不動(閉じたら開かない)
・サンルーフ不具合
・後ろのカーテンレールが折れている
・DVDチェンジャー付いてない
・TV?映りませんけどw
ようするにですね。認めたくないですが、、
詐欺業者に「故障車」を売られたという事実
納車前の整備代もとられましたが、何をもって整備なのかという話ですよね。
納車されたその日から、ミラーを手で開け閉めする気持ち、、業者はなにも考えていないのでしょう。
中古車は「現状販売」という罠
Yのように、納車されたら「故障車」という問題はそれなりに多いようです。
中古車はあくまで「現状販売」ということなので、買ったときに壊れている箇所は、直す義務がないということになるんですよね。
Y自身は、なにをもって整備なんだ!と先ほど言いましたが、ほとんどの業者が車検が通ればOKという認識です。
購入する側としては、納車前整備って、いろいろ消耗品の交換だとか、不具合のチェックをしてくれている。
そう思いがちですが、不具合も消耗品も車検に通るのであれば、修理したり、交換する業者なんてほとんどいないです。
いろいろ整備してくれていると思う消費者側と、車検に通ればOKの販売側で、認識のズレが生じているんですよね。
つまり、自社工場完備で、整備もお任せください!ってのはただの謳い文句だと考えて良いのです。
ですが、車両状態については適切に表示する義務があるので、中古車を購入するときは
かならず車両状態説明書を確認するようにしましょう。
これを開示してもらえないのであれば、その業者からの購入は見送るべきだと思います。
最近ではよく「〇〇ヶ月保証」や「〇年保証」を見かけますが、このような業者を選ぶのは、たしかにかしこい選択ではあります。
ただし、消耗品などは「保証適応外」などが多いので、しっかりと保証内容は確認しておいた方がいいでしょう。
まとめ
今回は、中古車詐欺にあった車両の話をしてきました。
そりゃ、そんな業者から購入した車が、まともな状態でくるわけないですよね。
ただ、本人からすると、どれだけ楽しみにしていたのか、どれだけ大きな買い物なのか、、
そこを気にもとめないのが詐欺業者なんですけどねww
実は、このお話、まだ続きますww
次回は、詐欺業者との戦いについて書きたいと思います。
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